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では、なぜラダーペダルが必要になるのでしょう?フライトシミュレータに共通の操作をする際に欲しいアナログ軸は4軸です。
X軸(エルロン)、Y軸(エレベータ)、Z軸(スロットル)、R軸(ラダー)(軸名はデバイス毎に異なりますが今回はこれで説明をしていきたいと思います。)
これに優先順位を付けるとすれば
1 X軸及びY軸
2 R軸
3 Z軸
となります。実際、FM-TOWNSの富士通エア・ウォーリアでは、サイバースティックのスティック部にX軸Y軸、スロットル部にR軸が割り当てられていたくらいです(スロットル操作はキーボード)。
SHARPから発売されていた国内では貴重なフライト用アナログ・ジョイスティック |
現行のフライトシムは、プロペラ・トルクなども再現するようになり、ラダーの必要性は当時よりも更に増しています。
「捻りラダーじゃダメなの?」という質問に対しては、確かに捻りラダーで驚愕機動をおこなったり、驚異的な戦果を残している人もいますが、ブレード程度の技量ではストレスが溜まるばかりです。
オンラインゲームの格言「腕の差は金で埋める!」でずばり解決です。
捻りラダーに対して脚ラダー(ここでは捻りラダーに対してこのように表現します。)の利点は以下のとおりです。
1 ラダー操作が楽
スティックを前後左右に倒しながら手首を捻るのは大変です。
Defender Cobra M5を使って捻りラダーを使ってみた時の図 |
2 不意にラダーが動かない。
これも練れの問題があるかもしれませんが、捻りラダーの場合はスティックを動かした時に自分では気付かなくても捻っている時があります。
SaitekのX-52 Proなどが捻りを物理的に固定できるようにしているのは、多くの人がスティックを動かすと捻ってしまう事があると感じているからなのではないかとも推察できます。
3 左右ブレーキが使える。
通常ラダーペダルは足を踏み込む事でブレーキがかかるようになっています(車のブレーキ・ペダル様)。左右別々にブレーキが使えると、タキシングがとても楽になります。
着陸時、正確に滑走路真ん中を直進で進入しなかった場合、着陸後進路を調整する必要が出てきますが、この時ブレーキが使えると楽に調整できます(離陸時はスピード乗せたいのでブレーキよりもラダーで調整)。
また、Aces Highでは滑走路脇にあるリアーム・パッドで補給ができますが、着陸後このリアーム・パッドへの移動が楽になります。
ブレードは以上の理由から、場所の問題が無い限りラダーペダルの使用を推奨します。
そこで、決して安くは無いラダーペダルを買う時の参考のために、比較的入手が容易な下記のラダーペダルの精度等について今後紹介していきたいと思います。
T-Rudder MkII
Pro Pedals
Pro Flight Combat Rudder Pedals
Pro Flight Rudder Pedals
CROSSWIND
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