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2015年7月25日土曜日

ジョイスティック研究所 ~Gametrix ECS Throttle~

数少ない単体スロットルのGametrix ECS Throttleですが、7月3日に発注して21日に到着しました。
Gametrix ECS Throttle
送料抜きで37ユーロです。製造はGametrix社ですが、VKBがデザインした製品です。

抜刀隊 PLUS!:AcesHighやカウンターストライクの部隊
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AcesHigh掲示板
AcesHigh掲示板集

まずは外観です。指が乗る側です。
4方向HATとアナログ・ダイヤルが付いています。
こちら側にボタンが3つほどあると使いやすいのに、と思います。
手を乗せた時に左側になる方向からの写真です。ベース部分にはテンション調整用のダイヤルがあります(Saitek社のスロットルテンション調整ダイヤル同様気休め程度ですが)。
手前側(手のひらが乗る方向から)の写真です。
一番手前のボタンは3モード切り替えボタンで、押すたびにモード(ボタン)が切り替わり、「点灯」「早く点滅」「ゆっくり点滅」でどのモードかを判断します。
現モードを確認するためにいちいちスロットルを見ないといけないというのはHOTASにあるまじき仕様なので却下です(滅多に使う事はないと思います。)。
A、B、C、Dと書かれたボタンは押すだけの1機能です。
Dボタンの奥にもダイヤル軸(アナログ)があります。
4つのボタンと2つのアナログ軸です。アナログ軸の回転は、動きがちゃちいです。

恒例のJoytester2で精度を調べてみました。
VKBではお馴染みのMaRSセンサーを採用しているだけあって、スロットル軸の精度は高く、2048段階でしかもブレがありません。
他のアナログ軸は512段階なのでそれほど精度は高くありませんが、ブレは無いので、マップのズームとかに使えるかもしれません。

製造メーカーも怪しく値段が値段だけに畏れていた事態が発生しました。初期不良です。
スロットルを動かしているとある部分で青い光が消灯します(同時にUSB接続も断になる。)。
ゆっくり動かすと消灯しないこともあります。
他の個体ではスロットル軸のみ全く反応しないものもありました。
ちょっと初期不良率が高すぎると思います。

スロットル軸の精度の高さとコストの低さは大きなアドバンテージだと思います。
また回転式スロットルのため、開度がわかりやすいというのも利点だと思います。
ただし、HOTAS用スロットルとしては、ボタン数が少なく、その配置も微妙です(モード切替を使いこなせるならボタン数の少なさも問題にはならないのでしょうが、空戦中にスロットルを見るなんてのは勘弁して欲しいと思う人が大半だと思います。)。
アナログ軸の精度も高いとは言え、扱いやすい位置にあるとは言えず、使い途に困ります(特にレシプロ機で使うとするならなおさら・・・)。

もともとAHでは、それほどスロットルの微妙、繊細な操作を要求されているわけでもないので、精度の高さも活かされません。むしろボタン数の少なさが空戦中の煩雑な操作に支障を来します。
AHで微妙なスロットル操作が要求される場面といえば、水平爆撃時くらいだと思います。

やっぱり当面スロットルについては値段は高いもののCH Pro Throttleがオススメかなぁ・・・無駄を覚悟でX-52あたりのスロットルのみを使うというのもありかもしれません(値段もそれほど変わらないし)。
War Thunderだと、WEPに入らない状態でフルスロットルを維持するためにはCH Pro Throttleの精度では不満があるので、悩むところではありますが・・・

追記
VKBさんとコンタクトとったところ、不良品分については返金していただけるそうです。

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